色々置きました

□小さな君
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「危ねぇ、葉っ!!!」







そう言って、超能力者が葉へ攻撃した技を喰らったのが最後


俺は意識を失ってしまった











―小さな君―










―――、」









誰かの声が聞こえる


また、俺を嘲笑う奴らか?



・・・違う





ここはパンドラの筈





でも俺・・・

葉の奴庇って怪我したし



もしかして此処は地獄って奴か?





ああ、葉の奴絶対に俺ならあんな攻撃避けれたのにって怒鳴ってるだろうな・・・








「―――、ヤ!」



「ぅ、」








声が大きくなり、なんとなく意識がはっきりしだす


もしかして地獄の門番って葉の声にそっくりなのか?




つぅか、兵部の声も聞こえたような・・・



あいつどこまでも魔王だからな

居ても可笑しくないんじゃねぇk






「起きろつってんだよヒノミヤ!!!」



「ぅわぁああっ?!!
え、葉・・・」



「お前アンディ・ヒノミヤで合ってんだろうな?
つぅか怪我は他にねぇか、痛むか?」



「名前はあってけど、怪我なら葉の方があんじゃねぇか?
つぅか大丈夫なのかよ!?」



「お前は自分の心配をすればいいんだよ」



「ぁだっ?!
兵部・・・」






あ、ここは地獄k






「アンディ・ヒノミヤ・・・
失礼なことを考えただろう?」



「え、じゃあ此処は地獄じゃねぇのか?」



「違う
此処はクイーン・オブ・カタストロフィ号だ」









兵部の後ろに立っていた真木さんが代弁してくれたが・・・








「なるほど
・・・で、気になってることがあるんだけど聞いていいか?」



「ああ、いいよ」





「・・・なんでみんな、そんなに身長大きくなってんだ?」









さっきから景色が違うんだ


いつも目線より下にあるものが、上にあるんだ



兵部と葉にまで見下ろされるなんて・・・!

なんか屈辱だ








「ヒノミヤくん、君が小さくなったのよ〜
・・・もう可愛いぃいいいぃいぃいいいっ!!!」



「ちょ、姐さっ―――」







扉から現れた姐さんは、俺を見るなり抱きついて来た


普段なら顔を真っ赤にして恥ずかしくなる所だが



今の俺には苦しいっ!







「おい、紅葉
離してやらないとヒノミヤの奴、窒息するぞ」



「あら?」








真木さんのおかげで息はできるが

俺、寿命が縮まった気がする









「お前たち、こどもは丁寧に扱わないとダメだろう?
さあおいでアンディくん
僕が特別に膝上に乗せてあげよう」



「いや、いりまs」



「ん?」



「・・・」










―突然ですが、小さくなりました―










(アンディ、ずっとこのままで居てくれ)



(兵部・・・
あの、恥ずかしいし・・・それに)



(いいだろ、僕とお前の仲だ)



(兵部、そんなこと言っても俺は騙されねぇよ?)



(アンディ)



(その態度、つぅか・・・こども扱いすんじゃねぇええぇえええぇええっ!!!)







頭をなでなでされるヒノミヤくん、下さい(`・ω・)









 

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