捧げます!
□繋いだ手と手
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周りの奴らの視線を集める
隣で、ニット帽を被るモグラのぬいぐるみを抱く恋人
「アンディ!
このぬいぐるみ可愛いねっ」
普段、滅多に見せない無邪気な笑顔に
俺に見せてくるアマタ
・・・このぬいぐるみが羨ましいなんて思ってねぇぞ
「そうか?
こっちのクマなんて愛らしいぞ?」
「可愛いけど・・・このぬいぐるみ
モグラってとこもそうだけど、ニット帽とか・・アンディそっくりなんだもん//」
「おねぇさん!これ一つ下さい!」
「え、アンディ?!」
俺そっこりで可愛いはおかしいが
俺似だからって抱きつくアマタに嬉しさがこみ上げ
お店のおねぇさんに会計を頼んだ
「デートの記念だよ
それに、そのぬいぐるみ俺似ならアマタに持ってて欲しいしな」
「で、でも・・・」
「いつでも、アマタの傍にいたい・・・が理由じゃダメか?」
「ううんっ!
嬉しい、大切にするね・・・///」
お店のおねぁさんからモグラを受け取ると
ぎゅっと抱きつくアマタ
俺似なら・・・な
「抱きつくなら、俺にしろよアマタ」
「ぅえっ?!
そ、それは・・・まだ心の準備がっ」
「いつでもしていいからな?」
「う、うん///」
頭を撫でながら
店を後にした
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