アクエリオンEVOL

□雨があがれば
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学園に近付くと



ちょうど前を同じように走る人がいた









「あれ・・・?」





「・・・お前も傘を忘れたのか?」





「え?はい、今日は曇りだって聞いたので
・・・もしかして、カイエン?」





「俺以外に誰だと言うんだ」





「だ、だって・・・」










前を走っていた人はカイエンだったけど




いつものような髪型ではなく


雨に濡れているせいか少し下におり



着ている服も、いつもと違いラフな格好だった為

失礼な言い方になるけど


若く見えた










「おい、学園に戻るんだろ?」





「え?う、うん・・・」





「ならさっさと走れ、置いてくぞ」





「ま、待って!」












こちらをいっぺんしてから


カイエンは俺の前を走り



置いて行かれないようにカイエンの後ろ姿を追った










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