復活
□しろうさぎに誘われて
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もうすぐ文化祭の時期かぁ…
今年はメイド喫茶なんだって♪
超楽しみだなぁ
私は1人教室の端の方で皆を眺めていた
「おい莉佳!!お前もちゃんと手伝え!!」
『ごめんっ!!……ん?』
振り向くとうさ耳をつけた彼が立っていた
『…はや、と??』
「…あぁ、そうだよ//」
プイッと顔を背ける隼人。ほんのり頬が赤くなってる
『照れてる?』
「…照れてねえ//」
『顔赤いよ?』
「…赤くねえ//」
『可愛いね、隼人』
「…可愛くねえ//」
あくまでも否定し続ける隼人が可愛くて…何か…ズルい
ギュッと抱きついて
『好き…』
耳元でそっと言ってみたら、隼人の顔はみるみる赤くなっていった
フッと微笑する私を見て若干ムッとした隼人が私に近づいてきた
チュッ
大道具の裏に隠れてこっそりキスをした
馬乗りみたいな状態で
『隼人…//』
「お前、顔赤いぞ」
上にいる隼人を見上げると勝ち誇ったような笑みを浮かべていた
しろうさぎに誘われて
(あれ、獄寺のつけてた耳じゃねえか?)
(あっ、ほんとだ。莉佳ちゃんと獄寺くん、あんなところで…//)
(アツアツなのな♪)
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