その他
□シオンの花
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『メフィストッ!!』
「何ですか、急に」
『メフィストは好きなタイプとかあるの?』
「貴方はそれを聞いてどうする気なのですか」
『気になったから聞いてみただけじゃん』
むぅと頬を膨らませる彼女の頭に手を乗せてみる
「はぁ…まぁしいて言うなら、髪は短く、胸はまだあまり発達していなく、それでも少し高めの身長という基準を満たしている人がいいですねぇ」
もちろん冗談ですけど
『うっ…。ち、ちなみに…好きな人とかいるの…?』
「えぇ、もちろん」
ニヤニヤと笑いながらそう言うと、そう…。と言って彼女は出て行った
「…やり過ぎましたかね」
ふぅ…と一息つき、外を眺めると彼女が校内から出て行くのが分かった
暇つぶしに、と思い彼女の後をつけてみることにした
ストーカーじゃないですよ?
彼女は何処へ行く気なのでしょう。さっきからずっと走って…
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