バカと僕とFクラス
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そして勝負の5時限目
「「長谷川先生確保―!!」」
坂「開戦だ!!総員、戦闘開始!!」
美波や康太、秀吉を筆頭に飛び出していった
吉「どういう作戦で行くの、雄二?」
坂「作戦なんかねえ、力任せのパワーゲームで押し切られた方の教室に敵がなだれ込む。そして代表が倒された方の負けだ」
『はぁ…。相変わらずてきとうだな』
吉「何で音葉は此処にいるの?回復試験…行かないの?」
『いやぁー…実はさぁ…数学はやってたんだよねぇ…』
坂「数学は嫌いだったんじゃなかったのかよ」
『それがさ、途中で目ぇ覚めちゃって、終了5分前くらいだったからてきとうに解いたんだよ』
坂「で、何点くらいだ?」
『覚えてない』
吉「ところでさ…押し切られたりはしないよね」
島「大変!!押し切られるー!!」
吉「えええぇ!?」
坂「Eクラスの方が成績は上だからな。ストレートにぶつかれば負けるのは時間の問題だ」
吉「そんなあああ」
坂「だが無効も所詮はEクラス。Fクラスとの差は大きくない。押し切るには時間がかかる。その時間が勝負の鍵だ」
『もうちょっと持ちこたえてくれそうだろ』
吉「そうかなぁ…」
坂「まぁ、大丈夫だろ」
僕と雄二は落ち着いていた
明久は…どうか知らないけど
まぁ…ある程度は持ちこたえてくれたみたいでEクラスが雄二の元へ来るまでは時間があった
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