バカと僕とFクラス
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『…どうかな?』
クルクルと回りながらスカートが舞うのをたのしむ僕
吉「あれ、違和感ないね」
女だからね
土「…こっちの方がいい」
『ありがとっ!』
坂「まぁ…悪くはねぇな…」
『本当はいいとか思ってんだろ〜』
ほれほれと雄二に近づいてみる
坂「ばっ!!んなこと思ってねえよ!!//」
『顔、赤いよ』
そう言うと雄二は顔を背けてしまった
『そうやってすーぐに顔赤くするよね、雄二って。まぁ、面白いけど』
坂「・・・・//」
黙ってしまった雄二の照れた顔をこっそり写メって翔子に送る
吉「あの雄二が照れた!?」
土「…音葉はかなりの強者」
『雄二って普段照れないの?』
吉「いっつも怒ってばっかりだよ!僕なんか散々言われてさー…」
『へぇー。雄二、僕の前じゃ一回も怒ったりしないのにね、悪態はつくけど』
よしよしと雄二の頭を撫でながら話す
秀「雄二、主がそこまでやられているとは…珍しいこともあるもんじゃのぉ…」
『優子に似てるけど…その喋り方はー…』
秀「木下秀吉じゃ」
『よろしく秀吉。僕のことは音葉って呼んで。…それにしても似てるよね』
秀「姉上とじゃろ?」
『うん。口調以外は…』
近づいてまじまじと秀吉の顔を見る
秀「な、なんじゃ!そ、そんなに近づいても面白くもなんともないぞ!?」
『いやー…可愛いなぁーって思って』
秀「なっ!?か、可愛くなどないぞ!//というか男のわしに可愛いという言葉は合わんと思うのだが…//」
『可愛いものを愛でて何が悪いんだよ』
ギュッと秀吉に抱きついてみた
秀「や、やめるのじゃ…//」
顔を真っ赤にさせて離れようとする秀吉
『離さねぇって言ったら?』
秀「困る…//」
『へぇ…そう』
秀吉の顔が真っ赤なのを思いだし自分の胸へ秀吉の顔を引き寄せる
秀「な、何じゃ!?///」
『僕以外にその真っ赤な顔見られるの納得いかないから』
秀「なんじゃそれは!//」
『秀吉は誰にもやらねぇから』
男子たちに宣戦布告をする
(((寒桜さんかっけー!!)))
(((てかもう音葉さまじゃね!!))))
(((木下可愛い!!)))
土「っ!!!」
『秀吉ー…大丈夫か?』
秀「あ、あぁ…大丈夫じゃから、早く離してほしいのじゃ…」
『じゃー…そこまで言うんだったら』
秀吉を解放する
吉「音葉かっこいいね。女子用制服着てるけど」
『百合っぽくて良かったんじゃないかな、康太ー?』
土「……最高だ」
親指をグッと立ててこっちを向く康太
吉「百合って…?」
『うーん…何っていうかー…』
姫「吉井くんには関係ないことです!!」
島「そうそう!!吉井は知らなくていいの!」
吉「えっ、僕、知らなくていいの?」
『まぁ、確かに明久には関係ないな。よしっ、教えるのやーめたっ!』
吉「えっ!!ちょっと音葉!!教えてよ!!」
明久っていじりがいあって楽しいなぁ〜♪
Fクラスって結構いいクラスじゃん
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