シン
□instrument
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音楽団・シン編より
その後の小話
ネタバレ注意です!
*****
○○○
「シンさんって、バイオリンも弾けるんですね!」
シン
「まあ、楽器は一通りやらされたからな」
○○○
「凄いです!」
シン
「プロ並みに弾ける訳でもない。こんなもの、できるだけじゃ何の意味もない」
○○○
「そうですか?凄く綺麗な音に聞こえましたけど…」
シン
「お前に音楽のセンスは期待していない」
○○○
「!」
シン
「…まあ、得意な楽器ならひとつある」
○○○
「何ですか?ピアノ?」
シンは○○○の顎を取り、軽く唇を触れ合わせた。
シン
「お前だ」
○○○
「!」
シン
「夜毎、俺に合わせて鳴くだろう。良い声で」
真っ赤になった○○○に、シンは気を良くして笑う。
そして低く優しい声で、○○○に囁いた。
シン
「今夜も、俺のために鳴けよ」
end.