short BASARA夢話

□優しさ
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もうすっかり日が落ち、
辺りは闇にのみこまれていた。


「うぅ!なんかこえぇな・・・」
「ビビってんじゃねえよ!文七郎!」
「だってよぉ・・・。この雰囲気。でそうだぜ・・」

ピカッ!!

「うわあ!!雷まで鳴りだしやがった!」
「うるせぇ!!少し黙っとけ!」

ぁぁぁ__________


「・・・。なっ、なぁ良直。今何か聞こえなかったか?」
「あぁ?なんも聞こえねえぞ。」
「でも確かに・・・。」

ピカッ!!


「雨だ!いよいよ降ってきやがった!!急いで天井直さねえと、片倉様にどやされるぞ!!」
「ああ!そうだな!」


ぁぁあ_________

「おい!早く、板を・・・。おい!文七郎!」
「良直・・・。やっぱり・・。だれか・・」





ぎゃあああぁぁ____






「でっ!!!でたあああ!!」
「おい!まて、文七郎!俺をおいてくな!」










『きゃああ!!!』

声の主
真冬はそんな二人のやり取りがあっているとはつゆ知らず・・・。

『かっ!雷・・。』

こわい・・・。


だれか!!




「真冬!」

顔を上げると、不安げな政宗の顔があった。

『っっ!!まさっ・・・』

ピカッ!!

『きゃあぁ!』

叫びながら政宗に抱きつく。
「もう大丈夫だ。俺がついてる。」

政宗は優しく真冬を抱きしめる。

跳ねる方をなでて落ち着かせる。

『こわ・・・かみ・・・なり・・!』
「Ok・・。分かってる。」






どのくらいそうしていただろうか。
雨はやみ
雷もおさまった。

「真冬。雷、止まったぞ。」

反応がない。

「おい。だいじょう・・・」

政宗の腕の中には
気持ち良さそうにねむる真冬の姿があった。

「Hm・・・。」

そうつぶやくと
真冬に優しく
口ずけをした・・・。


外は綺麗な三日月がでていた。







*************

政宗様!!
昨日は・・。ありがとうございました!

yor'er Welcome!!

これ、今、つんできたんですケド・・・。
お礼です!

綺麗な花だな・・。それもいいが、俺は・・・


んっ!?!?政宗様!!


こっちの方がお礼としてはうれしいんだが・・・













↑分かりにくくてすみません!(スライディング土下座)
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