スレチガイぶるーす
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「それじゃあ、休みだからと言って怠けないように!!以上!!」
そなこんなこんなで、夏休みに突入したのが約一週間前。
笑うみんな
ほほ笑む私
宿題?しるかよ(キレ)
ほほ笑む私
成績・・・
ほほ笑む私
なんといっても
今日は夏祭りなんです!
好きな人といっしょいけないのは悲しいけど。
幸村だってきらいじゃない。
『やっぱり、浴衣着なきゃだよね・・・。入るかな。』
幸村とは、六時に学校で待ち合わせ。
ちなみに、佐助も誘ったけど用事があるとか何とか言っていっしょに行けないらしい。
『キツ!しばらく着ない間に小さくなったかな?お母さ〜ん。どう?』
「ちょっときついけど、大丈夫でしょ!」
『うん。大丈夫かな。じゃ。行ってくるね!』
「遅くならないように!」
『ハイハーイ。』
六時まであと30分!
ちょうどいいくらいかな。
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『幸村!ゴメン!待った?』
「ハル殿!いや!今きたばかりでござる!」
幸村は先に学校に着いていた。
半袖に半ズボンと至って普通の格好だった。
「行くでござるか!」
『あいよ!』
まさか
あの幸村からお祭りに誘われるなんてね!
破廉恥ってまだ一回も言ってないし!
しばらくして祭りのにぎやかな音が聞こえてきた。
「すごいでござる!」
『すごいね!』
ゆっくりと石段を登る。
そのとき
ガクンッ!
『きゃぁっ!』
履き慣れていない下駄のせいか、ハルは石段をふみはずしてしまった。
「ハル殿!!」
すかさず幸村が手をつかむ。
『うあっ!っ!はぁー!怖かった!ありがとう、幸村!』
「ハル殿は危なっかしいでござるな。気をつけるでござる!」
…………。
何か幸村がいつもとちがう。きがするのは私だけ?
首をかしげつつ、彼の背中を追った。