スレチガイぶるーす
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さぁ！
今日も学校です！
Let's ら Go！
『…ハァ…。』
無理やりテンション
を上げとかないと、これからがもたない。
「…どのぉ…！…ど…ぉ！」
なんだ？
誰かに呼ばれているような…？
「ハルどのぉぉぅあ！！！！」
『ぅあ！ゆっ！？幸村！？』
「おっ！！ぉ…ぉはようでござる！！！」
『あっ！あぁ…。おはよ！今日も元気だね〜！』
そう言いながら、目の前に立っている赤い鉢巻きをした少年、真田幸村に笑いかける。
「うっ…はっ、破廉恥でござるあぁぁぁ！！！！！！！」
『…。どこが…？どこらへんが…？』
「ちょっ！旦那！まってよ！あっ、おはよ、ハルちゃん。また後でね〜！………旦那あ！」
後から追いかけていく佐助。
朝から大変だなぁ。
『おはよ！頑張って！』と、短くあいさつを返す。
幸村は隣のクラスで、佐助の幼なじみ。いつもいっしょにいるし、本当に仲がいい。
ただ、かなり女の子が苦手である。
話すことはおろか、目さえあわせられない。
私の場合は佐助と仲がいいとゆうこともあり、話しかけてはくれるのだが、ご覧の通りである。
お決まりの「破廉恥」とゆうセリフとともに次の瞬間にはいなくなっている。
教室に入る。
政宗はまだ来てはいないようだ。
「む〜〜〜。なんで私がこんなに緊張しなきゃなんだ！！」
もうすぐ夏休みに入ろうとしている。
セミが鳴き始め、うるさくなってきた。
「夏休みか〜〜。そういえば・・・。」
夏祭り・・・。
去年は政宗と行けなかった。
いや、ちがうな。
行けなかったと言うより、私が誘えなかった。
だってさ！！
あんなに周りに女の子がいるんだよ！？
さそえねえよ（キレ）
今年はいつあるんだろう。
ガラッ
教室の戸が開く音がした。
振り向いたら
マサムネクンがいました。泣