short イニD夢話

□ラスト
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にらみ合う真琴と啓介。

両者の間には涼介手作りのチョコレートケーキ。

「いいのか…。真琴…。」

『なにが…??』

「太るぜ。これ食ったら。」

『いいの。今日は一日ダイエットおやすみだから。』

「お前な……んなこと言ってるからいつまでたっても痩せねぇんだろ!」

『うるさいな!?啓兄には大きなお世話だよ!!ていうか啓兄こそ、その歳でチョコレートケーキ大好きとか乙女か!!ってなるよ!』

「別に気にしねぇし!乙女だろうが21歳の大学生だろうが好きなもんは好きなんだよ!」

『うー……どりゃ!』

「はっ!バカが!」

『あっ!返せ!!私のケーキ!』
「取れるもんなら取ってみな!」

啓介はケーキを持つ右手をたかだかと上に掲げる。

こうなってしまえば身長180p越えの啓介のほうが圧倒的に有利である。


『バカ!返せ!じゃんけんだよ!!ずるい!アホ啓介!』

「何してんだ。お前ら。」

『涼兄!』
「アニキ…」

「うるさくてレポートに集中できないだろ。」

『涼兄が作ったチョコレートケーキ、最後の一個なんだけど!啓兄が奪った!』

「奪ってねぇよ!持っただけだろ!!」

「……そのケーキ、俺は食ってないんだけど。」

『……へ』
「……は」

「俺の分、残しといてくれるよな?」

ニコッと黒いオーラを放ちながら笑う涼介。


その瞬間に二人のケーキの取り合いは終わったそうな。

めでたしめでた「めでたくねぇー!!」




(涼兄…そんなに自分が作ったケーキ食べたかったのかな……)
(アニキ、チョコレートケーキ好きだったのか。)
(…ん??今俺は何を…何だ。この空気。)


涼介はレポートに手いっぱいで三日間くらい寝てない(笑)
だから黒涼介発動←
意味わかめ←


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