short イニD夢話

□ぶつかった視線の先
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『はぁ!!はぁ!!ヤバい!時間…!!』


講義開始の時間をすっかり忘れていて
あわてて講義棟にむかう。


『間に合うかな〜…』

目の前の階段を上り終われば
教室はすぐそこだ。

その時

『レポート……!?』

今日提出の大事なレポートがないことに
今さら気づく。

あぁぁあ!
もう!
いやだ!(泣)

取りに帰ろうと
後ろを向こうとしたとき
誰かにぶつかった。

『あっ…すみませ!!…ん…』

ふと上を見上げると視線がぶつかる。


『高橋くん…』

「相変わらず、騒がしいな。お前は。」

『よっ余計なお世話です!私、急ぐんで!』

横をすり抜けようとすると、
腕をつかまれた。

『…!?あのっ!ちょっと!!』


一瞬のことだった。

端正な顔が近づいたと思ったら
唇になにかがふれた。


「…甘いな。チョコレートか?」

『………』

あれ

何が

「お前、顔くらい確認してから出歩いた方がいいぞ?」

チョコレートって

さっき
カフェで食べたチョコレートケーキの…

じゃなくて!!!!!


何が

「何だ?キスは初めてか??」


『………き…す…』

「真琴の唇に、何かついていたから。気になってな。」

『………ははは!はぃぃ!?!?』

意味わかんない!
意味わかんないよ!!

『つっ!ついてたなら、ついてるって!言えば!いい!いいじゃないですかぁぁ!!!!』

だめだ!完全にパニクってる。
落ち着け自分!

でもキスされたのに
変わりはないわけで。

「ただ言うだけじゃおもしろくないだろ?」

Sがぁぁあ!


その後
真琴が結局講義に出れなかったのは言うまでもない。

























キスしたんですかね…?
チョコレートなめただけなんですかね…?www

でも涼介は自分でキスって言ってるから。
いちお、キスかな。

想像はご自由に!!←


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