short イニD夢話

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「たっくみ〜〜!!!!」

「拓海じゃねえか!!」

「お久しぶりです。池谷先輩、ケンジ先輩」

「俺にはなんもなしかよ〜!!」

「イツキにはよく会ってるからな。」

「なんだよそれ〜!!」

ハハハ、と笑いがおこる。

それを遠くから眺めてる私。

久しぶりに姿をあらわした私の想い人
拓海君

やばい、久しぶりだし、緊張する。

「真琴は来てないんですか??」

「なんだ、拓海〜。気になんのかよ??」

「いやぁ!!そういう事じゃなくて・・・」


池谷先輩達、何話してんだろうな。

なんて考えてると。
「お〜い!!真琴!お前もこっちこいよ!」

池谷先輩から呼ばれる。
仕方なく、ドキドキしながら歩き出した。

『・・久しぶり。』

「・・おぅ。久しぶり。」

「なんだよ二人とも!何緊張してんだ??」

さっきから池谷先輩はニヤニヤしすぎだと思う。

『別に!!緊張なんかしてませんよ!』
「そうっすよ!」

「わかった、わかった。あ、そう言えば。
イツキ、さっき一緒に走ってほしいって言ってたよな??なぁ、ケンジ。」

「・・・(なるほど。)そうだったな、イツキ!」

「え?池谷先輩もケンジ先輩も何言ってんすか?俺そんなこと・・・

「いいから!!いくぞ!!全開ダウンヒルだ!」

「えっ!!ちょっ!待って下さいよ〜!俺そんなこと・・!!」

『え。池谷先輩!?!?』

「わりィな!拓海、真琴!俺達ちょっと走ってくるわ!!」

何考えてるんだ、あの人。
もう死にたい。

池谷先輩達がいなくなり、秋名山頂には当然私と拓海君だけになってしまい。

『なんに考えてるんだか・・。せっかく拓海君が来てくれたのにね?』

「俺はかまわないけど。」

うわぁ。
やばいって。このシチュエーション

『プロジェクトD、すごいね。よく話聞いてるよ?』

「別に、すごい事なんてねえよ。いつも限界ぎりぎりのバトルだし。」

『そんなことないよ!拓海君はすごいよ!!』

「・・サンキュ。なんか、真琴にそう言われると、すっげー嬉しい・・」

『・・へ?』

なんですと!?

「俺さ。プロジェクトDに入ってみて改めて分かった事たくさんあるんだよ。」

『うん・・。』

「秋名で。真琴達と走ってた時とか。楽しかったなって、最近よく感じるんだ。」





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