short イニD夢話
□たまには
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『ねぇ。涼介。・・・プロジェクトDの事で何かあったんでしょ?』
「・・・やっぱり真琴にはかなわないな。」
『わかるよ〜。そのくらい。だいたい涼介が悩んでるっていうか考え事してるときは車についてだし。』
「真琴に会えば、少しはリラックスできると思ってな。」
『考えすぎはよくないよ?』
それに
もう少し私にもかまってほしい。
夜の海
淡い光を放つ街灯の下
「真琴・・・」
甘くささやくように私の名前を呟いた涼介はシートから少し腰をうかした。
長い
優しい
甘い
キスだった。
「今度は、明るいときにこような。」
『・・・うん。新しい水着買っとく。』
「・・楽しみにしとくよ。」
今でも
プロジェクトDは
連戦連勝中だそうな。
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(って事は、もしかして、プロジェクトDが連勝中なのは私のおかげ!?)
(・・・否定はできないな。)