short イニD夢話
□乙女心
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「まてって!」
『うわぁ!』
啓介に腕をつかまれ、引き戻される。
『なっ・・・啓介!?今日おかしくない!?』
前なら
ブスくれながらも私の言葉にうなずいてくれてたはず・・・
「・・・いやなんだよ。お前が俺以外の男といんのが。」
『それは・・どういうっ!?』
強く抱きしめられ、顔が赤くなる。
「何て言ったらいいかよくわかんねぇけど。・・・好きだ。お前のこと。」
『・・・。』
え。
ええぇぇええ!?
「俺のせいで真琴に迷惑かけたこと、たくさんあると思う。悪かった。」
『それって・・・。』
もしかして啓介しってたのかな。
『フハハ!』
「何で笑うんだよ!?」
『いや。なんでもない!』
啓介なりに
考えてくれてたのかな。なんて思ったら。
おかしくて、嬉しくて。
『私も。好きだよ。啓介のこと。』
それから真琴をいじめる女子はいなくなったそうな。
(好きだよ。啓介のこと。)
(真琴・・・)
(たぶんね・・・)
(・・・おい)