長編。
□愛してる。
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「愛してる。」
その言葉ですべてを許してしまう。
私は、いつもどおり朝起きて朝食をとり、フランと任務の話をしていた。
今日の任務は大きなものだった、少なくとも私にとっては。
細かい打ち合わせをしていると、ナイフが頬をかすめた
切れたところから真っ赤な血が流れる。
『何話してるわけ?』
ベルが不機嫌な顔で聞いてくる
「仕事のことだよ。」
『・・・・ほんとに?』
「ほんとだよ。」
『なら遊びに行こ、王子ひまだし。』
任務は夜からだ。断る理由もないし、なによりベルと一緒にいたかった。
「もちろん♪」
『ししっ♪いいこ。』