銀→青(短)

□04
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「翼!!」


『はい! 人質確保しました!!』


「よし! 突撃だぁ!!!!」




――――


討ち入りが終わり、任務がないものは皆各々夜の時間を過ごしていた。


しかしそんな中、ある足音、一点。


「翼、今日の討ち入りの件なんだが……」


『スー……』


土方が翼の部屋へ行こうとした時、部屋の前に翼がいるのが見えた。


柱にもたれて深々と眠っている翼の姿が……だが。


「……ったく……縁側で寝てんじゃねーよ。風邪引いても知らねーからな」


眠る翼に話しかけ、更に眠る翼の横に座る。


そして最後は、おもむろに自分の隊服の上着を脱ぎ始めたのだった。


パサッ


脱いだそれをどうするかと言えば、眠る翼の肩からかける。そしてそのまま、翼の隣で書類の整理をするのだった。


『ふ……ちょ……』


「! んだよ、寝言か」


いきなりの開口に、土方は少し驚いて翼を見る。するとそこには、幸せそうに笑う翼の顔があった。


「……ふ」


土方はその顔をしばらく見、笑みをもらす。そして翼の額をペンで小突いて、また書類に戻るのだった。




これが忙しい二人の、いつもの夜の過ごし方――。


 
 

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