銀→青

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それから数分して万事屋は奥の部屋へ通され、その直後に近藤、土方、沖田の三人が来たのであった。


そこからが冒頭部分なのだが……。


「おい、説明してもらおうかと言っているんだが?」


土方がこう言ったきり話が進まない。すると、いつもの癖か新八が身を乗り出す。


「僕もさっき歩きながら聞いたんですが……どうやら銀さん、


翼さんに会ったみたいなんです」


「「「!?」」」


土方達は、いきなりの破壊行動の理由を求めていた。が、聞こえたのはそんなちんけなことではない。


土方は更に瞳孔を開いて尋ねた。


「どこでた!? つーか、てめぇさっき知らねぇって言ったじゃねーか!! あれはやっぱ嘘、」



「その後だ」



「!?」


銀時は静かに口を開く。まだ押さえきれない苛々が抜けないが、そこは大人の対応をする。


さっきの出来事を、隙間なく話した。



「――ってこと。だから俺が見たのは一瞬だったが、あの背丈にあの隊服……間違いねぇ。あれは翼だ。


ピエロみてーなやつに邪魔されてそれっきりになっちまったが、翼が今いる場所はそう危険でもねーとこだ」



「だが万事屋。最初に会ったその天人みたいなのがいるのでは、危険じゃないのか?」


近藤のいうことはもちろんだ。あんなのが日常生活にゴロゴロいれば、きっとそこは安全ではないだろう。


しかし、銀時は思い出す。

 
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