*89長編*
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私たちが青道に来て4年が過ぎた。私は本当なら高1だ。だから鉄心に頼んで入学させてもらうことにした。今年の一年生はすごい子ばっか入ってきた。私はもうワクワクしてきた。そして毎年恒例の自己紹介が始まった。
「…ポジションはセカンドです。」
「宮内啓介。ポジションは捕手です。」
「増子透。ポジションはサードです。」
「坂井一郎。ポジションはレフトです。」
「伊佐敷純。ポジションは投手とセンターです。」
鉄「ほぉ…2つか…」
「小湊亮介。ポジションはセカンドです。」
「結城哲也。ポジションはファーストです。」
「滝川・クリス・優。ポジションは捕手です。」
「たっ…丹波…こっ光一郎。ポジ…」
鉄「声が小さい。」
「すみません。ポジションは投手です。」
『礼ちゃん。今年は多いねっ!』
礼「うん。かき集めたから。」
『流石礼ちゃん!』
鉄「お前らにこいつを紹介しよう。美咲。」
『はい。』
鉄「こいつはお前らのトレーナーだ。痛いところや悩みがあったら彼女に全て言うとこ。」
「はい!」
『えっと…渡辺美咲です。この春から青道高校の1年生として入学し、みなさんのトレーナーも勤めさせていただきます。よろしくお願いします。』
「「おねがいしゃす!」」
鉄「今日は入学式だからな…ランニング20周したら終わりだ。」
「はい!」