長編Ⅱ
□２３
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眉をひそめてムスッとしているサソリ。
イタチとデイダラは名無しさんに事情を聞いていた。
ちっ
意味が分からねぇ……
近づくなだ？
「……」
ちょっぴり傷ついているサソリ。
すると、名無しさんから話を聞き終えたイタチとデイダラがサソリに近づいてきた。
そして呆れたような顔で言う。
「旦那が悪い。うん」
「サソリさんが悪いです」
……ホント意味分かんねぇな
サソリは突然浴びせられた言葉に苛立ちと戸惑いを感じる。
「おい、説明しろ」
「……本当に心当たりがないんですね」
「当たり前だ」
サソリの堂々とした態度にため息をつきながらもイタチは名無しさんから聞いた話を伝えた。