SOUTH
□#21
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「神童、あいつらのことどう思う」
「あいつら?・・・あぁ、それは」
あいつらとは、
ベンチ付近でしゃべってる攻と浜野のことである
「「じれったい!」」
「「うわっ!?」」
「そんなにおどろきました?」
「速水、おまえなぁ・・・」
「そういうわけだ、どうもあいつらを見てると先が不安でな・・・どうにかしてやりたい」
たまたま話を聞きつけた速水と親心が芽生えてしまった三国先輩
「意外と浜野君、奥手なんですよね」
「あの、浜野がな」
「教科書借りるとか、古典的な作戦だし」
「あ、それは浜野君いつもたまたま忘れてるだけなんです」
「じゃ、毎回長谷川の教科書を借りにくるのは気があるからじゃ・・・」
「いえ、霧野君と神童君のは借りることができないからだそうです」
「あぁ〜(神童達のファン関係・・・」
三国先輩納得
「「?」」
「じゃあ、部活で長谷川にドリンクやタオルをねだるのは・・・」
「もちろん、好きだからです」
「よかった・・・」
「神童君なにがよかったんですか?」
「浜野のバカ、適当、マイペースの先入観が打ち砕かれるところだったんだ」
「結構言いますね、キャプテン」
「思ったままを言ってみただけなんだが・・・」
「「それがだよ、ですよ」」
「話それたぞぉー」
ストッパー、三国先輩