WEST
□第三十幕
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それはまだ、鯉伴さんが生きてたときのこと
私の両親はオカルト系雑誌の記者で
そのつながりでか奴良組とも親しくなった
父と鯉伴さんは意気投合しただか何だかで特に仲良かった
両親は”霊感”というものを持っておりあたしもそれを受け継いだ
それもあって妖怪には親しみがあったし興味もあった
妖怪はいい奴で友達だと本気で信じていた
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