WEST

□第二十七幕
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チャンッ

「え?」


気づいたらいすに座っていて、目の前には骸を持った幼い女の子と自分と同じ歳くらいの少女がいた


「あの、・・・どなたで?」

「羽衣狐じゃ」

「狂骨です」

「あたしは桔梗です・・・って羽衣狐!?狂骨!?」

「そーだよ」

「あの、直毛黒髪小さい女の子は…」

「わらわの幻術じゃ」

「羽衣狐ってそんなこともできるんだ」

「何事もやってみるもんじゃ」

「そうですねお姉さま」

「思い付きかよ…」

「茶を、飲まんつもりか?」

「いや、砂糖ほしいなって」

「入れれば?」

「あ、はい。」

サラサラ

「いただきまーす…」

「茶は茶でも生き血だがな」

ブッシャー

「「汚い」」

「速く言ってそれ」

「人間だってすっぽんの生き血とかのむくせに」

「あーたしかに…でもやっぱ鉄の味でマズイ」

「マズイとはなんだ…じゃ茶菓子はいらんな」

「ちょっとまてー、羽衣狐様あたしお菓子めっちゃすきなんです、恵んでください」

「はぁ…持ってまいれ」


お手伝いさん的な人がお菓子持ってきてさがっていった

「今の人間ですよね」

「奴隷じゃ」

「へぇ〜…クッキーおいしそう!!いただきます」

パクっ

「わらわの好きな生き膽クッキーはどうじゃ?」

「とってもおいしいです」

聞き流すことにした

味は普通によかったので
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