06/01の日記

00:06
生存報告3とボル様総選挙について
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更新おそくなりました。

生存報告の前に、今月中旬に開催されるボル様総選挙について。

今日ボル様から重要な告知がされていましたね。
そう、フィーチャーフォンつまりガラケーユーザーは今回の総選挙から投票が不可になるという件。
投票ができないので、ストーリーは配信されるけど特典は対象とならないってことですが、スマホ乗り換えキャンペーンと合わせて考えると、要するにこういうことですよね?

総選挙も投票できないし、ぶっちゃけそのうちガラケーは更新もとまるし、スマホに替えないとプレイできなくなるってそろそろ気づいてよね←

いやいやいや、それはどうなのボル様よ…。
まあ、百歩譲ってそんな時期が来るにしても、なんで今?
なんで今年?
いやさ、正直スマホに乗せ換え行くって言っても、被災地ユーザーは携帯ショップ行って機種変してる余裕ないよ?
ああ、余裕も金もないんだからどうせ投票もできないでしょってことかな?
そりゃ違うんじゃないかな?
小遣い程度にだって投票して忙しい中被災地で楽しんでるユーザーだってきっといるんだよ?
私だってその一人ですが。
そりゃ、今回は全力投票できる余裕はないですけど、できる範囲で頑張るつもりだったんだけどな。
乗り換えキャンペーンだって、6月7日までとか、まだこっちは罹災証明書もらえてないところも多いぐらいで、正直てんやわんやしてるから、そんな期間に設定されても利用できませんよ…。
って、こんなところで呟いてもボル様に届くはずもないのですけどね。
色々と重なって追い打ちくらった気分です。
ショボーン(´・ω・`)

と、愚痴っぽい話はこれで終わって、お次は生存報告です。
すっごく長いので興味ない方はスルーで。

現在、管理人は南阿蘇村の二次避難所の一つ、阿蘇ファームランドで生活しています。
ありがたいことに、こちらでは美味しい食事(しかもブッフェスタイル)と、お風呂(個別にもある他になんと大浴場!)、そして世帯に一棟ずつドーム型のコテージを提供していただいています。
これをいうとたいていの方からは「うらやましい!!」と言われるのですが、こちらの施設もかなり被災しています。
あの落ちた橋のすぐそばにあるので、当然と言えば当然です。
元々広い敷地内を散策しながら歩くのを目的とした宿泊施設なので、宿泊棟からフロントまでがかなり遠く、小型バスが周回運航しています。
フロントの隣がお風呂ですが、そこから食事会場までは徒歩で3分ほど歩いたところから、更に別のバスに乗って移動。
フロントに近いほうのレストランは3か所とも復旧作業中で、使える施設は客室から最も遠い所。
駐車場もフロントから徒歩で10分ほどの距離にあり、雨の日の移動はもちろん、小さな子供連れやお年寄りにはなかなか大変な生活です。
うちの娘も、毎日たくさん歩くからか、夕食から戻るとほぼ毎日寝落ち。
昨日などは食事中に寝てしまって、食事会場からおんぶして戻ってきました。
施設内のコインランドリーも現在復旧作業中で、車で10分〜15分移動しないと洗濯できません。
地震前は広大な敷地に沢山のアスレチックなどがあったこの施設も、いまはまだまだ立ち入り禁止の危険地区が沢山あって、子供の手を放してお散歩できる環境とはいえません。
とはいえ、施設もスタッフさんも被災している中であたたかく迎えてくださった阿蘇ファームランドさんには感謝でいっぱいです。
復旧したら、ぜひまた遊びに来たいと思っています。

さてさて、自宅の被害のほうです。
瓦が落ちたのは少しでしたが、全体的にガタガタにズレまくっていたので、家のあちこちで雨漏りして天井も畳もその他もろもろカビカビに。
というのも、前震の後に実家へ行ったものの自宅への帰宅ルートが失われたために、19日に迂回ルートが通れるようになったという話を聞くまで帰宅もできなかったので、その間雨漏りし放題。
当然、ブルーシートをかけたりする対処すらできなかったので、帰り着いた時はすでに家の中はびっしょり&カビカビだったわけです。
湯船は雨漏りの水で満水状態。
なぜかタイルの割れたところには巨大なきのこがいくつも生えているという…。
天井にも畳にも白や黒のカビが大量に。
照明器具のカバーの中にも雨水が大量に溜まっていました。
その他、当然家のあちこちの棚は倒れまくっていましたが、それは仕方ないかなと。
その時に自宅にいたら大けがしていたかもしれません。
とりあえずその日はブルーシートもなかったので、家の中の動かせる家電を外物置に移動して、ブレーカーをおとし、ガスの元栓を締めてから実家へ。
娘のぬいぐるみもかなり濡れてしまったので、それらはまとめて実家の洗濯機へ投入。
ブルーシートをどこかで調達しようとお店を回ったのですが、どこも売り切れで入手できず、父の伝手で建築資材の卸業者さんの倉庫まで行って、なんとか購入できました。
次の旦那の休みに自宅へ行きましたが生憎の小雨。
そうはいっても、なんとかしないとますます家が傷むので、意を決して余震の続く中ヘルメットを装着して私が屋根へ上がり、人生初のブルーシートかけにチャレンジ。
仕事の関係上、私は何度も屋根の上ぐらいまではあがったことがある(ただし足場がある状態でならですが)ことと、万一旦那が屋根から落ちて怪我でもしたら稼ぎ頭がいなくなるという理由だったんですが、いやもう怖いのなんのって!
余震はもちろんですが、濡れた屋根の上って怖い。
しかも、濡れたブルーシートはますます怖い!
ウォータースライダーの上をむりやり歩いてる感じっていえば少しは怖さが伝わるでしょうか。
まあ、そうやって頑張ってかけたブルーシートですが、その後強風で何度もはがれてはかけなおし、を繰り返し、最終的には「ブルーシートかけを専門でやっているボランティアグループ」の方たちにかけなおしていただきました。
一般のボランティアの方には、当然ながらそんな危険な仕事はお願いできません。
たまたま自宅にいない日にかけなおしてくださったので、直接お会いできなかったのですが、おそらく登山家の方たちだと思います。
別の日には、ボランティアの方お二人に来ていただいて、カビた畳を起こして、濡れてふやけてダメになった大型家具を捨てて頂きました。宮崎と高知の方でした。

なんとか旦那が土曜日に休みが取れた先月半ばの週末には、アウトドアショップのモンベルさんが、無償でテントとマットと寝袋を貸して下さったので、自宅近くの道の駅にテントを張って頂いて、二泊三日で片付けキャンプを決行。
ようやくカビた天井を旦那に拭いてもらい、畳を外で日干しすることができました。
アウトドア養援隊という張り紙をしてあるモンベルさんの窓口にいた方は、なんとご自宅は西原村で大規模半壊だったそうで、奥様とお子さんは県北のご実家へ避難している中、ご自身は店舗に寝泊まりしながら被災者のためにテントの貸し出しやテント張りや撤収をして被災者支援をされていました。

一カ月たって、自宅が山の斜面の上にあることを知っていた知り合いのおっちゃんに電話をしました。
15年以上前に2度ほど一緒に仕事をした小さな建設会社の社長さんです。
電話をすると、奥さんが出て元気そうな声。
大丈夫なのか気になったというと、大した被害はないとのこと。
そして「そっちこそ南阿蘇だろたい。大丈夫やったと?」と。
状況を話すと「縁があっとだけん、見に行ってやるよ」と、思ってもいなかった言葉をいただきました。
数日後の天気が良い日、本当にご夫婦で来てくださいました。
差し入れにとおばちゃんの作った大量の煮物と、自家製の茶の葉としいたけまで持って。
おっちゃんたちの家は阿蘇とは別の山間部にあって、南阿蘇の家までは片道2時間半かかるのに。
更に、うちの瓦と同じ瓦があったからと翌日も朝6時に家を出て南阿蘇まで来て、ガタガタにズレていた瓦を全部もとに戻して、落ちて割れていた分は差し替えた上、棟部分にはコーキングまでして行ってくれました。
よほど大きな余震でもこなければ、これでもう雨漏りする心配はないと思います。
というか思いたい(笑)
おかげで、屋根を鋼板葺きにでもしないといけないかと思っていた分が浮きそうなので、なんとか他に改修予算を回せそうです。
今回お世話になったボランティアの方々、モンベルさん、おっちゃんやおばちゃん。
本当に本当にありがたかったです。

さて、う回路を通って…と書きましたが、これが見事な山道なんですよ。
山をギューンと登って、ギューンと下ってくる感じです。
これまでトンネル通って40分ちょっとだった道のりが、1時間半の道のりになったわけです。
最初の頃は道もかなりひどく上に支援車両で渋滞していて、片道2時間半かかっていました。
その途中に震度7を記録した西原村という場所があるのですが、通るたびに道のヒビがひどくなったり、朝来るときに傾いていた家が、帰りには潰れていたりと、まだまだ終わってないのかなという感じです。
南阿蘇村でも、住宅地の上に巨大な岩が落ちそうになっていたり、沢山の地割れができていたりしてこれから梅雨を迎えるのに不安でいっぱいです。
それでも我が家は潰れたり傾いたりしていなかったので、もらえた罹災証明は一部損壊。
一部損壊では支援金等は一切頂けないようです。
もちろん仮設住宅にも申し込みもできません。
しかし、実家から日帰りで片付けに通うと片道1時間半、往復で3時間も娘に山道ロングドライブを強いることになり、更に家についたらついたで、まだまだ危ないところだらけなのでおんぶ紐で一心同体状態での片付け。
娘への負担が大きすぎるので、毎日通うことはできませんでした。
また、雨が降ると途中の土砂災害が怖いので、天気の良い日でないと片付けに通う気にもなれません。
そのため、実は一カ月半経過した今も、家の中はほとんど片付いていない状態です。
雨漏りした部屋は畳をあげたのですが、雨漏りしていない部屋は、倒れた本棚などから落ちたものなども散乱したままの上に、雨漏りしていた部屋のものも放り込んであるため、足の踏み場もない状況に。
更には、濡れた大型家具っていうのが私の洋服を入れていた後置きタイプのクローゼットで……ええ、クリーニングに出さなきゃならないコートやスーツ類がことごとく雨漏りの犠牲になりました。
もう着ることもないであろうウエディングドレスまで(苦笑)
みなさん、保険は地震保険よりなにより家財保険に入るべきですよ!!!
家財保険は、倒れたり動いたり濡れたりしただけでも保険の対象になるそうですよ?
うちも入っておけばよかった…(涙)
今更ですけどね。

ちなみにご存じない方へ。
罹災証明書のための一次調査は外観のみの調査になります。
点数配分は屋根が15、外壁が75、だったかな?
二次調査は内観調査となり、一時調査の内容に加えて内部の調査もするのですが、単純にポイントがプラスされるわけではありません。
例えば、75点だった外壁のポイントが10点満点に換算されて、残りの65点分を天井や床や内壁などに分配されるそうです。
ここで曲者なのが、例えば天井だと5点満点なんですが、全部の部屋の全部の天井が落ちるなりひび割れるなりカビるなりして、初めて5点になるわけです。
うちってばこんなに天井落ちてるし、絶対もっと点数高いはず!
なんて思って再調査頼んだら、外壁のポイントが下がった分、逆に点数下がりました、なんてこともあるらしいです。

※ただし、点数が低くなったりした場合は点数の高かったほうで罹災証明書は発行されるので、その点はご安心を。

一番多く評価されるのは「傾きや歪み」とのこと。
まあ、確かにそれが一番まずいといえばまずいですけどね。
更に問題点は、罹災証明で診断されるのは基礎から上ってこと。
ある家では、玄関扉を開けたら土間が1.5m下がってしまったのに、基礎上の家があまり壊れてないから「一部損壊」だとか。
でも、そんな家の下の地盤が1.5mも沈下してるような家、住めます?
そんな感じな被災地ですが、こちらも頑張っております。

さて、長々と書きましたが、今後はここまで詳しい被災地情報はアップしないようにするつもりです。
なぜかって、このサイトはあくまでもここに来た読者様たちに笑顔になって欲しくて続けているサイトなので。
短い近況程度はアップしますが、長々とした世迷言書いているより、短くても作品をアップできるように、心と時間のゆとりを持てるようにしていきたいと思っています。
少し時間はかかると思いますが、のんびりお待ちいただけると嬉しいです。

がんばるけん!熊本!!

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