戦国BASARA

□雪見
2ページ/5ページ

「慶次からだ」
メールを読み進めているうちに、政宗の顔がどんどん嬉しそうな顔になっていく。
「ya-ha!!雪のおかげで午後は全講義が休講だと!」
「それはそれは」
政宗は嬉しそうな笑みを称えたまま、また小十郎の腕に絡み付いた。
「お前は仕事休みなのに、折角の土曜も講義のおかげで二人でゆっくり、なんて出来なかったもんな…」
そして頭を肩に預け、うっとりと目を閉じる。
ふっさりとした長い睫毛が、政宗の優美な頬に僅かな影を落とす。
指先でそれに触れれば、政宗の濡れた瞳が小十郎の視線と絡み合った。
「ん…」
小十郎は政宗が着ていたシャツを脱がすと自分も羽織っていたシャツを脱ぎ捨て、先程まで寝ていたベッドに政宗を押し倒すと、荒々しく口付けた。
「まだ、ベッドが温かい、な…」
「此方も、温まったままのようですね」
「ん…」
政宗の後孔に指を差し入れれば、昨晩の名残か、潤滑剤の力も借りずともそこは容易く口を開き、小十郎の指を易々と招き入れた。
中のものは昨晩のうちに掻き出しておいたが、掻き出しきれていなかった残滓がとろりと零れ、小十郎の指を伝い落ちていった。
「まだ、中に残ってましたか…」
「ん、んぁ…、あ!」
潜り込ませた指先で、政宗の敏感な部分をつついてやれば、堪らない嬌声を上げて、くいくいと腰をくねらせる。
「昨晩、あれだけ抱いて差し上げましたのにまだ足りませんでしたか…?」
「あ、言うな…。あぁ…」
既にふっくらと解れていた場所だ、下準備に時間をかけることはない。

次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ