賞味期限。

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「……だから?」

「だから聖亜にやって欲しい」

『なんで』

「聖亜があの人と知り合いだから」


あ、みなさんどうも

ここは前回と所変わって高等部です

そして話している彼はテニス部の毛利

中学のころから仲良くしてるうちの1人


『一応考えておくけど……』

「やりぃ!じゃあいい返事期待してるぜ聖亜」

『ん、』


そういって毛利は教室に戻っていった


「ちょっと聖亜」

『なに紗良』

「まさか…やるの?」

『うーん…どうだろうね』

「なにその曖昧な返事…あたしは聖亜を心配して……」

『うん、分かってる。いつもありがとうね、紗良』

「その笑顔で見られたらもうなんも思わないわ、破壊力ヤバすぎるから」


彼女は永城沙良

私の中学からの1番の親友

しっかりものでみんなから頼られる

もちろん私も頼ってる

さぁ、あの件どうしようかな

でもまあ、彼がいるならやろうかな

何か言われそうだけれど


『ふふふ、楽しみね』

「はぁ、結局行くのね……気をつけて」

『うん、ありがとう。大好き!』

「だから聖亜、ほんとに可愛いんだから気軽にそんなこと言わないの(慣れたあたしはいいけど周りの子真っ赤なんだけど)」


さあ家に帰って連絡して準備しなきゃ

あぁ、学校にも言わなきゃいけないか

楽しみすぎてにやけるのを抑えるのが大変


(毛利ーお前どこいってたんだよ)
(あぁ、聖亜んとこ)
(お前何気仲いいよなー、聖亜ちゃん今度紹介してくんねぇ?)
(お前じゃ聖亜はなびかねぇよ)
(…は?)
((あいつは―――))



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毛利さんの口調迷子
永城沙良(Nagashiro Sara)


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