Signal〜合図〜
□09.
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D2 仁王・柳生vs金色・一氏
小春ちゃんの馬鹿いい頭に苦戦していたようだが、途中から柳生がレーザービームを打ちはじめ、小春ちゃんの計算が追いつけなくなり、小春ちゃんはショートした。
その間、ユウジがモノマネテニスで、仁王を混乱させていたが、詐欺師には及ばず、モノマネテニスも敢え無く失敗。
「ゲームセット!!6-3!!ウォンバイ仁王・柳生ペア」
モノマネと頭脳は詐欺師と紳士には敵わなかった。
まぁ、気にくわないが相手は全力じゃなかった。
なぜなら―――――
『仁王』
「私は仁王くんではありませんよ、鈴木さん。仁王くんならあちらに…」
あたしは仁王の肩を叩いた。
そして、彼の反応がこれだ。
気づいたか?
彼ら、仁王と柳生は端から入れ代わっていた。
四天もナメられたものだな。
『入れ代わってるのは分かってる…ねぇ?仁王?』
「だから私は仁お『あんまり酷いと口利かないからね』……プリッ」
『……今日これ以上詐欺やったら、許さないから…』
「…なんで俺だけナリ……」
『…秘密…次の試合はじまるから戻るね』
なぜあたしが気づいたかって―――??
2人はそのものが違う。
詐欺がなんだって代わらない。
仁王は仁王で柳生は柳生だ。
D1 丸井・桑原vs石田・忍足
自称天才と四つの肺をもつペアと師範と自称浪花のスピードスターペア……か、
さあ勝つのはどちら?
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