文
□HAPPY BIRTHDAY!
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HAPPY BIRTHDAY
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今日は臨也さんの誕生日だ
(あの人、いつもぼっちとか言ってるくせに……)
携帯には聞き慣れた電子音が聞こえてる。
【現在電話に出る事ができません】
(ってか!今日これ聞くの何回目だよ!誕生日だからって、、、、、、誰かに祝ってもらってんのか)
(せっかく……プレゼント用意したんだけどなぁ)
正臣の手には
沙樹に頼まれたものと自分が選んだものをぶら下げている
(今からいきなし行って大丈夫なのか?)
(でも、まぁ、それしかねぇよなぁ。沙樹からも頼まれてっし渡さねぇ訳にもいかないだろ)
―新宿マンション―
《ピンポーン》
インターホンを鳴らすと奥からばたばたと走る音が聞こえて来る
「え?紀田君?今日は仕事無いって知らなかったっけ、、、今日は休みだよ」
「いやっ、それは聞きましたけど、、、今日はこれ。沙樹に頼まれたんで、今日あんた誕生日らしいっすね」
「あぁ、なるほど!忘れてたよ、沙樹にありがとうって伝えといてすっごい嬉しい!なんか照れるね///」
「一応、、、これ俺からです」
「……………っ///」
「あ、ありがと、、、なんか君が優しいとか泣けるよ」
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追伸
「携帯全然つながらなかったんすけど、、、」
「え!本当だ皆覚えててくれたんだ///
「すっごいいっぱいメールとか電話きてる」
次の瞬間
履歴画面を眺めて
臨也が笑った
「どっちにしても正臣君が一番かな?」
履歴を見ながら
微笑んだ
(正臣君ありがとう///)
終われ\^o^/
補足
:臨也さんは履歴見て
一番最初のメールが正臣君でその後の電話も正臣君の回数が多かった事に喜んでた
:沙樹は正臣が臨也好きって知ってる