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□『あれはないんじゃ…』<バス旅行編>
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沖田ver.


『あれはないんじゃない…?』


「君だって笑ってたじゃない?」


『確かに。ねぇ、あの人に何て言ったの?』


「“奥さんに浮気バレてるよ”って。飲むだけのんで君に寄りかかって寝るなんて許されないでしょ?」


『それはそうだけど…ちょっと可哀そうじゃない?揉めてたよ?』


「可哀そうなのは彼の奥さんだよ。君は僕の奥さんで良かったでしょ?」


『そうだね…』


「何、その反応?君もお仕置きが必要だね。」


チュッ…


「こんなに愛されてる奥さんいないでしょ?」


ガヤガヤ騒がしかったのにバスは一瞬で静まりかえった――



(なっ、なんでこんな時に限ってみんな無言なの?お酒…お酒を飲むしかない…)


⇒斎藤さん
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