拍手小説

□『コピー機割り込み』
2ページ/6ページ


沖田ver.


『えっ、コピーを先に取らせろって言うの?私が先に使ってるんだから待ってくださいよ。』


「代わりに土方さんに怒られてくれるなら待ってもいいけど。」


『私は近藤さんに頼まれてるの。社長の方が優先でしょ?』


「近藤さんの?じゃあ、土方さんのは後でいいや。せっかく会社でも一緒にいられるんだからさ〜ほらっ。」


『ちょっと、抱き締めないでよ…っていうか何この手、ボタンを外さない!』


「ただ待ってるだけなんて時間の無駄でしょ?」


『あっ、土方さんが怒鳴ってる…仕方ないな。先いいよ…。ボタンじゃなくてコピー!!』


「つまんないの。」


『近藤さんに報告するよ?』


「わかったよ。今度は社長室でね。」


いたずらっ子みたいな笑顔に不安を憶えたのは私だけだろうか…


(社長室に用なんてないじゃない。何をするつもりなんだろう…まさかね…)


⇒斎藤さん
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ