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□『コピー機割り込み』
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沖田ver.
『えっ、コピーを先に取らせろって言うの?私が先に使ってるんだから待ってくださいよ。』
「代わりに土方さんに怒られてくれるなら待ってもいいけど。」
『私は近藤さんに頼まれてるの。社長の方が優先でしょ?』
「近藤さんの?じゃあ、土方さんのは後でいいや。せっかく会社でも一緒にいられるんだからさ〜ほらっ。」
『ちょっと、抱き締めないでよ…っていうか何この手、ボタンを外さない!』
「ただ待ってるだけなんて時間の無駄でしょ?」
『あっ、土方さんが怒鳴ってる…仕方ないな。先いいよ…。ボタンじゃなくてコピー!!』
「つまんないの。」
『近藤さんに報告するよ?』
「わかったよ。今度は社長室でね。」
いたずらっ子みたいな笑顔に不安を憶えたのは私だけだろうか…
(社長室に用なんてないじゃない。何をするつもりなんだろう…まさかね…)
⇒斎藤さん