SS

◆SS
・NLもBLも容赦なく好き勝手に激短文章
・キャラ/カプは題名に表記
・何がきても許せる方推奨
・更新履歴に載りません
・後に同類のものを集めてMainに上げます











以上を許せる方のみスクロール!
◆犬夜叉(→殺生丸) 

自分に既に地位があって、力があって、僕がいて、血統があって、居場所があって、誇りがあって、余裕があって。

もしそうだとして、他に何が必要なんだ?
この上に更に絶対的な力を求めるなんて、贅沢なんだよ。

代わりと言っちゃなんだが、半妖の弟なんてどうだ?

2012/05/28(Mon) 16:55 

◆犬夜叉(→殺生丸) 

「戦国最強の大妖怪だぁ?嘘だね。だったら俺に付き纏う必要なんかねぇじゃん。

…俺じゃねぇって?この刀だって?はん、分かってら。自分に相応しいものが欲しいんだろ?ほんと、どこまでいっても自分基準な野郎だな。絶対やらねぇ。お前なんかにやるもんか」

だってこれに頼らなきゃ、お前から俺を訪ねるなんてありえねーもん。

2012/05/28(Mon) 10:51 

◆犬夜叉(→殺生丸) 

貫かれた胸、生気の失せた瞳。
俺がいくら手を伸ばしても、一度として取ってくれた事はないけど、もう二度と届かないんじゃないかと思った。届く機会すら消えてしまうんじゃないかと思った。
あんな有様のお前を見たくなかった。

俺の生きる意味が失われてしまいそうで、怖かった。

2012/05/26(Sat) 22:49 

◆犬夜叉×殺生丸 

途中からなくなっている左側をさすってみる。

「痛ぇか?」
「………」
「痒いか?」
「………………」
「……悪かったな。」
「黙れ。貴様にとって闘いとはそんな生半可なものなのか」

急に睨み付けられる。ったく、誇りだけは異様に高いんだな。面倒くせぇの。

「お前って、闘うことしか考えてねぇんだな」
「弱い奴に言われるなど心外だな」
「うるせぇよ。」

苛ついて、さすっていた場所に噛み跡を付ける。薄ーく血の味がした。

「ただ、さ。こーやって傷つきながらじゃなきゃ、強さって手に入らねぇのかなぁと思ってよ」
「何を当たり前の事を」

弱さを知らない奴は、みんなこうなってしまうのだろうか

2012/05/25(Fri) 19:31 

◆殺生丸 

強者は孤高に
弱者は群れるか、孤独になる

だから私と貴様は
根本から違うのだ。

2012/05/25(Fri) 10:14 

◆殺生丸(→犬夜叉) 

ただの汚らわしいそれが、
いのちだとは思わなかった

半妖は半妖で
這いつくばって、
生きて、いる。

2012/05/25(Fri) 09:58 

◆犬夜叉×殺生丸 

流れるような髪をひと掬い。
さらさら。思わずうっとりする。

「……何をしている。」
「俺のより、さらさらで気持ち良い。」
「似たようなものだろう」
「そうだ。俺のと似てる。だけど、違う。だから好きなんだ」

柄にもなくそんなことを言って、髪に口付け。不機嫌そうな顔が近付いてくる。

「そんなところより、ここにしろ」

こいつは自覚が足りない。

2012/05/21(Mon) 17:08 

◆殺生丸×犬夜叉 

「なぁなぁ『きんかんにっしょく』って知ってるか?」
「何だそれは…」
「太陽が月に覆われるんだとよ、かごめに教えてもらった」
「ほお…太陽が月に……」
「なんかこの世の終わりみてぇだよな、太陽が隠れるとかよ…。…って、殺生丸…お前何笑って…」
「太陽が月に食われるわけだろう。ならば、」
「ならば、じゃねぇよお前!俺に掴み掛かるな!」
「この殺生丸が貴様を取って食ってやろうと言っているのだ。おとなしくしていろ」
「おとなしくなんかできるかっ!」

2012/05/21(Mon) 09:49 

◆琥珀 

俺はもう何も見たくはないのです

2012/05/15(Tue) 16:19 

◆琥珀 

りんが野原で「ほらほら、あそこまで競争だよ!」と駆け出すと、
「こら、りん!どこへ行く気じゃー!」と邪見さまが追い掛ける。

二人が楽しそうに走り回っているのを見て暫らく過ごしていると、殺生丸さまがお戻りになって、「行くぞ」と俺に声を掛ける。

俺が大声で「邪見さま、りん!殺生丸さまがお戻りです!」と呼ぶと、二人とも嬉しそうに駆けてくる。邪見さまは最初、つまらないとか暇だとか言っていたくせに、すっかり楽しんでいたじゃないか、と俺は笑った。


そんな日常が俺には楽しすぎて、久しぶりすぎて。

勿論奈落は許せないし倒しに行かなきゃいけない、
俺はそのために死ななきゃいけない。

だけどこのまま奈落を追わずに、ここにいるひと達とゆっくり気ままに過ごせたら、どんなに幸せだろう。

そんな事を想像しては罪悪感に駆られて立ち止まる。
するとそんな俺に気付いたりんが、「行こう、琥珀。」と俺の手を引く。

俺の手は、汚いのに。
こんな、汚い手を持つ俺なんか、ここにいちゃいけないのに。

俺を包む暖かい空気が、俺はここにいていいんだよと言っているみたいだった。俺はもう死んでいるのに。ここにはいられないのに。

俺はやるせなくなって泣いた。

2012/05/14(Mon) 18:17 

次の10件→
←前の10件
[TOPへ]
[カスタマイズ]



©フォレストページ