別次元

□そこにある日常
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「おじちゃん、元気だった?」

「おじちゃんって呼ぶなって言ったろィ」

「じゃ、なんて呼べばいい?総悟?そーちゃん?」

「…そう呼んでいいのは姉上だけでさァ」

「いい加減にするアル、このシスコンが」

「神楽ちゃん!」

「そいつのことはマダオって呼ぶヨロシ」

「オイ神楽バズーカぶちかますぞ」

「神楽ちゃん、マダオって何?」

「まるでダメなおっさ…」

「まさに大好きなお婿さんかな、ウン。全く、神楽は甘えん坊だな」

「…幸せなヤツアルな」

「うわー、らふらぶだねぇ。父上と母上みたい」

「そういえばマヨ達はどうしたネ」

「お出かけしてくるから総悟のところにいなさいって父上が」

「土方の野郎、うちを託児所か何かだと思ってやがる」

「まあいいアル。せいぜいゆっくりして行けヨ」

「うん、ありがとう。やっぱり神楽ちゃんはマダオと違って優しいね」

「当たり前アル。こいつはサディスティック星の王子様ヨ。一緒にされちゃ困るネ」

「さでぃすてぃっく?」

「何なら教えてやりまさァ」

「お前は本当に大人気ないアルな」

「ね、そういえば神楽ちゃんのお腹の赤ちゃんはいつ生まれるの?」

「そうアルな、来月には顔が見られるネ」

「来月かぁ…会いに来ても良い?」

「勿論良いアル。いつでも来いヨ」

「土方は連れてくるなよ」

「…マダオ、今は母上も“土方”なんだからね」

「うまいこと言うアルな」
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