銀識と絃識の被害者回収☆異次元旅行♪

□1.唐突な始まり
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「おぉ!来たか!蔵人、カヅッちゃん!」


ある日、銀識と絃識の二人は人類最強に呼び出され、マリーアの家に来ていた。
マリーアは庭にせっせと怪しい魔方陣を描いている。


「どうしたんですか潤さん。」

「いっやあ、今日はな〜蔵人に仕事を頼もうと思ったんだ。」

「仕事?」

「ああ。だがな?この仕事はかなりの長旅になるうえに、非常に困難を極める!
ってことで、カヅッちゃんには蔵人の仕事を手伝ってもらいてぇ。」

「はぁ・・・。」

「で、一体どんな仕事なんですか?」

「おう。それはな・・・・・






























零崎銀識、零崎絃識。
お前らには不幸過ぎる運命を背負っちまった異世界の人間達を救って欲しい。

「「は?」」


兄弟らしく、一緒に首を傾げる。


「例えば・・・そうだな。

裏社会どころか裏世界にまで嫌われちまった人間。

世界中に狂った愛を向けられちまった狂愛体質者。

嫌われてる訳じゃねぇが、その存在を否定され、要らないと言われ裏世界に捨てられちまった人間。


「なっ・・・・。」

「その中には、お前らの弟や妹に当たる人間・・・・ようは零崎もいる。」

「ほう・・・・。」

「復讐等は任せる。今回の仕事は、その人間達をこっちの世界に運んで来いって事だ。」

「だって・・・・・どうする?兄さん。」

「どうするって・・・・決まっています。





例え異世界と言えど、そんな人間が存在するだなんて聞いたら、この《人類最愛》、黙っている訳にはいきません。」

「言うと思った。大丈夫、家賊もいるんなら僕も手伝わざるをえないよ。」

「決まりだな。」


二人の答えを聞き、潤はシニカルに笑う。


「みんなぁできたわよ〜っ!!」


マリーアがブンブンと両手を振っている。


「じゃあ行ってこい!



あの魔方陣からトリップだ!!!」

そして、
銀識と絃識は魔方陣から生み出された穴に飛び込んだ。

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