銀識と絃識の被害者回収☆異次元旅行♪
□2.協力者
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穴に飛び込んだはいい。
が、しばらく二人は真っ暗な空間をただただ落ちているだけだった。
「・・・何この状況。」
「いつ、着くんでしょうね?」
落ちながら会話する。
しばらくすると、光が見えてきた。
そして――――
ドササササッ
二人して着地に失敗した。
赤屍は仰向けに地面に叩きつけられる。
その腹の上に、花月がうつ伏せに落ちてきた。
「いつつ・・・・。兄さん、大丈夫?」
「えぇ、何とか・・・・。」
起き上がり顔を上げる二人。
その視界に、三人の人間が映った。
「ハハッ♪来た来た!着地失敗しちゃってるよ兄さん!!」
「大声で喋るな、耳が痛い。」
「二人共、大丈夫ですか?お怪我は?」
しばらくポカンとその三人を見ていた花月。
その内二人に見覚えがあり、名前を叫んだ。
Z・ブラッドに雪彦君!?」