妖狐の灯

□6、手配書
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ー甲板ー


ロール「ぐー…、」



甲板でぶっ倒れて…いや、寝ているロール。


一方、船首では……、



バサバサ‥、



サッチ「お、今日の新聞か?」


マルコ「ああ、」


サッチ「手配書ねぇか?」


マルコ「えっと…、」



マルコは手配書が新聞に入ってるかを調べている……すると、



ヒュー…、



サッチ「ありゃ、」



風に飛ばされて手配書の1枚が吹っ飛んでしまった‥。



サッチ「えっと‥お、あそこだ」



手配書の1枚はロールの傍に落ちていた。
サッチは拾いに向かった



ロール「ん…んん、ん〜?」



ロールは起き出し、傍に落ちていた手配書を見た。



サッチ「ロール、その手配書いいか?」


ロール「………、」


サッチ「どうした?」


ロール「ん〜?別に〜」



ロールは手配書をサッチに渡した。



サッチ「ん…?ん!?」


ロール「おれって凄いな〜、」




WANTED
DEAD OR ALIVE
モンキー・D・ロール
230,000,000




ー白ひげの部屋ー


白ひげ「ほぉ‥、」


ビスタ「初回で2億超えか‥、」


ラクヨウ「いやいやいや!初回で2億って‥!?」


ロール「おれ凄ーい」


サッチ「あのな‥、」


マルコ「ロール、」


ロール「ん?なんだ、マルコ」


マルコ「お前、海軍にいた頃、階級とかあったかよい?」


ロール「かいきゅー?……ああ、あれか!おれは"少将゙だったぞ」


サッチ&ラクヨウ『……はっ!?』


マルコ「なるほどねい、能力も足した上でこの金額かよい‥、」


サッチ「え?え!?お前、少将だったの!!?」


ロール「おう。でも年齢制限とかでそれ以上上がんねぇんだよな、」


白ひげ「グラララ、年齢制限か」


ロール「まぁ階級なんて別にどうでもいいけどな、どうせ辞めるつもりだったし」


フォッサ「はは、そうなのか」


ロール「まァ逃げ出したおかげでこの船に乗れたから、それはそれで寧ろこっちの方が良いや」


白ひげ「そうか、」

 
ロール「おれもっと頑張ってみんな守れるようになるからな!」




ロールは笑顔でみんなに言った。
そう言われて、皆は自然と微笑んでいた。



ラクヨウ「はは!そんな日がいつ来るのやら、」


ロール「来るしー!絶対みんな、親父より強くなるもんねー!!」


白ひげ「グラララ!俺を越える気か!!」


ラクヨウ「そりゃ無理だろ。背小せーし、」


ロール「背、関係ないし!もうちょっとしたらラクヨウ越えるわ!!」


ラクヨウ「だからいつの話しだよ、」


ロール「ラクヨウのバーカ!」


ラクヨウ「チビ助に言われたかねェよ、」


ロール「サッチ、ラクヨウがいじめてくるー!」


サッチ「何で俺に振る…、ラクヨーいじめんなー、」


ラクヨウ「やる気ねェー!」


ロール「ムゥ‥絶対見返してやるし、」




変な所でロールは堅く決意をしていた。



笑いが止まない部屋。

手配書が出たのにも関わらず、今日も元気な白ひげ海賊団でした。

 
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