首輪と青年
□日常
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ーー本当に最悪な日々だった‥。
毎日が強制労働。
勝手に休む事など許されたもんじゃない…。
ノルマがクリア出来なければ、出来るまで、休む事もメシをくれる事もなかった…。
だがどっちにしろ、メシなんて今覚えばあまり口にした覚えがない…。
だって海兵が残したものだぜ‥?
ヘタしたら賞味期間のものばかり。
だがそれはまだいい‥。まだ食えない訳でもない
だがな、消費期限のものを渡すんじゃねェよ…。
殺してェのか奴隷にしてェのかはっきりしやがれ
本当ペットのような日々を送って来た…。
地獄の日々‥
いや、そんな生ぬるいモノではない……。
インペルダウンが地獄だと言うなれば‥、
これはーー、
ーー自由もない。
死ぬことさえも許されない‥首輪という名の鎖をしばられた、先など無い暗闇の世界だ‥。