炎熊の航路
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ラウ「トトがいっちゃったあと…ずっとかえってこなくって……」
我慢出来なくなって、どのぐらい経ったか分からぬまま…ラウは外に出たらしいが、見つけ出した時にはもう…亡くなっていた。
白ひげの手配書は、ゼルクが知り合いの手配書を何枚か持っていたのだが、血やら何やらで無事だったのがそれだったらしい。
エース「………」
ラウ「おぼえてるの…これだけなのだ、」
白ひげ「…ありがとよ、」
まさか海軍の奇襲を受けたとは……、ラウもラウで、よく生き延びれたものだ。
しかし、話された過去は非道なモノ…誰もが険しい顔をしていた。
ラウ「……ぁ…あの…」
白ひげ「ん?」
ラウ「っ………」
エース「…………………、」
ぽん…っ、
ラウ「!」
白ひげに話す事が、どうも言いにくいラウに、エースは察したのか、頭を軽く手を添えた。
すると、ラウはエースに背中を押されたかのように…
ラウ「ラウ…、いくとこ、ないから…っ」
だから!
ふねに、おいてください――!!