炎熊の航路

□Z
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――




ラウ「トトがいっちゃったあと…ずっとかえってこなくって……」



我慢出来なくなって、どのぐらい経ったか分からぬまま…ラウは外に出たらしいが、見つけ出した時にはもう…亡くなっていた。

白ひげの手配書は、ゼルクが知り合いの手配書を何枚か持っていたのだが、血やら何やらで無事だったのがそれだったらしい。



エース「………」


ラウ「おぼえてるの…これだけなのだ、」


白ひげ「…ありがとよ、」



まさか海軍の奇襲を受けたとは……、ラウもラウで、よく生き延びれたものだ。


しかし、話された過去は非道なモノ…誰もが険しい顔をしていた。





ラウ「……ぁ…あの…」


白ひげ「ん?」


ラウ「っ………」


エース「…………………、」




ぽん…っ、


ラウ「!」



白ひげに話す事が、どうも言いにくいラウに、エースは察したのか、頭を軽く手を添えた。





すると、ラウはエースに背中を押されたかのように…



ラウ「ラウ…、いくとこ、ないから…っ」






だから!

ふねに、おいてください――!!
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