炎熊の航路
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ラウ「………トト…」
エースから離れたラウは、未だ人通りのすくない地域で適当な所に座って、持っていたトートバッグから出した、ある物を見つめる。
ある人の手掛かりの物だ。
…一人になったラウは子どもながら気持ちを入れ替え、ある人を探し始めた。
?「ん? 貴様、何故その手配書を手にしてる?」
ラウ「!!!」
振り替えると、剣を持った海兵がラウの目の前にいた。
その海兵の他に下っぱ海兵もいて、ラウは急いで手配書をバックに入れて後退りをする。
?「(………?、この子ども…、どこかで……?)」
ラウ「う…っ」
「モモンガ中将、ずっと後方にある島からの海兵から連絡を受けた、火拳の連れ子ってまさか…」
モモンガ「可能性は高いな」
ラウ「っ…!!」
ダッ!!
ラウは海兵には近づきたくない為、すぐに逃げ出す。
モモンガ「逃がす訳にはいかないな、」
ヒュンッ
ラウ「!!」
モモンガは剃でラウの目の前に立って、ラウの首ねをしっかり持ち、捕らえた。
ラウ「は、はなせなのだ! ラウはわるい事してないのだ!」
モモンガ「では何故さっきの手配書を持っていた?」
ラウ「!!…、…………」
モモンガ「…………黙りか、まぁいい。 船の中でたっぷり話を聞く」
ラウは戸惑った。
だが、逃げ出そうにも流石に中将には力が及ばなく、逃げ出せない。
……その後、そのまま逃げ出す手立てが無かったラウは、そのまま海軍船へと、連れて行かれてしまった。