炎熊の航路

□W
1ページ/4ページ




ラウ「………トト…」



エースから離れたラウは、未だ人通りのすくない地域で適当な所に座って、持っていたトートバッグから出した、ある物を見つめる。

ある人の手掛かりの物だ。


…一人になったラウは子どもながら気持ちを入れ替え、ある人を探し始めた。



?「ん? 貴様、何故その手配書を手にしてる?」


ラウ「!!!」



振り替えると、剣を持った海兵がラウの目の前にいた。

その海兵の他に下っぱ海兵もいて、ラウは急いで手配書をバックに入れて後退りをする。



?「(………?、この子ども…、どこかで……?)」


ラウ「う…っ」


「モモンガ中将、ずっと後方にある島からの海兵から連絡を受けた、火拳の連れ子ってまさか…」


モモンガ「可能性は高いな」


ラウ「っ…!!」



ダッ!!

ラウは海兵には近づきたくない為、すぐに逃げ出す。




モモンガ「逃がす訳にはいかないな、」

ヒュンッ


ラウ「!!」



モモンガは剃でラウの目の前に立って、ラウの首ねをしっかり持ち、捕らえた。



ラウ「は、はなせなのだ! ラウはわるい事してないのだ!」


モモンガ「では何故さっきの手配書を持っていた?」


ラウ「!!…、…………」


モモンガ「…………黙りか、まぁいい。 船の中でたっぷり話を聞く」



ラウは戸惑った。

だが、逃げ出そうにも流石に中将には力が及ばなく、逃げ出せない。


……その後、そのまま逃げ出す手立てが無かったラウは、そのまま海軍船へと、連れて行かれてしまった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ