炎熊の航路
□T
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「ラウ…、ゴメンな……――」
…その一言の後、少年…ラウは一人になった。
父が亡くなり、母も記憶に薄い内に亡くなってしまった…。
しかし、少年は、泣かなかった。
一人になろうとも
孤独感に襲われようとも
父が持っていたある物を胸に、
少年は一人旅へと走る…――。
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