炎少年と青年
□夜の海
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白ひげ「どういう事だレン?」
ビスタ「海軍が何故…、」
レン「村のみんなは戦闘民族…、そこらの海賊っつっても西の海の海賊に負ける訳がねェ。
…何より、思い返せば村以外の人間は倒れていなかったしな」
そう考えりゃ、俺の中ではバスターコールしか考えられない。
レン「力が少しあるってだけであいつらは恐れたんだろうよ、」
エース「……」
レン「………親父」
白ひげ「…何だ、」
レン「一度…、故郷に戻ろうと思う」
『!』
レン「多分荒れ地のままだろうし…、せめて供養はしてきたい」
白ひげ「……ああ、構わねぇ」
レンは軽く息を吐いた。
白ひげ「だが、一人じゃ行かせられねェな」
レン「!」
白ひげ「そんな不安定な状態が続くなら何するか分かったもんじゃねェ」
レン「っ……」
ツラい過去を思い出し、不安定じゃない訳がない……が、レンはみんなにそれを隠していた。
だがやはり、白ひげには見透かされていた…。
白ひげ「誰を連れて行くかはてめェで決めろ」
レン「……分かった、」
…その後、レンは風に当たりながら考えると言って部屋を出てってしまった。