炎少年と青年

□暴れ馬
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エース「ーー!!」



バッ、とエースは起き上がった。
起きるとそこは見慣れない部屋…。

自分はそんな部屋のベッドに寝ていたらしい。


エースは立ち上がり、部屋を出た。







部屋を出るとそこは外。
船の端の方に出た。


だが、そこは自分の船ではない…。
白鯨型の船で、旗は白ひげのマーク。

つまりここはモビーディック号…白ひげ海賊団の船の上だ。



エースはそれが分かるとその場に座り込み、頭を抱えていた。







一方、こちらは…




レン「gの4」


ビスタ「…eの、6」


レン「……ん、じゃあこいつでチェックメイト」


ビスタ「っ…」



食堂の隅でレンとビスタはチェスをしていた。

チェスとはキング(王)・クィーン(王妃)・ビショップ(僧正)・ナイト(騎士)・ルーク(城)・ボーン(兵士)の駒を動かし、キングを追い詰めたら勝ち。
その時はチェックメイトという。


つまり今のゲームはレンの勝ち。

周りは歓声を上げたり、あーあ…とガッカリする者もいる。


周りのクルーたちは賭をしていたようで、それに負けた者は勝った者に金を渡していた。



「さっすがレンさんだな〜。もうルール覚えてビスタに勝っちまったよ!」


「これならマルコ隊長も倒せんじゃねェか?!」



ザワザワ…、




ビスタ「もう一戦しないか?」


レン「今日は一回で終わり、」


「レン勝ち逃げすんなよー!」


「ビスタ隊長に勝たせてくれー!!」


「俺たちの今月の金がぁあ…!!」


レン「じゃあ賭するなよ…」


「賭しない海賊がどこにいんだよ!?」


「そうだぜ!海賊は賭と隣り合わせなんだ!」


レン「…そうなのか…」



呆れながらレンは話を聞いていた。

その後、何とか退室しとある場所に向かう。
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