妖狐の煌
□3、成長
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エースとハルタに逃げていたロール(+フィレス)。
当然今のロールの足では2人に追いつかれるのは確実であろう。
なので、ロール達は適当な部屋に侵入した。
ロール「隠れさせて!!」
と、部屋にいた者にロールは許可なくフィレスと共に隠れた。
チンプンカンプンなその者は話を聞こうとすると、中からノック音が聞こえた。
エース「マルコー」
ハルタ「ロールとフィレス見なかった?」
マルコ「(逃げてた相手はこいつらか…)いるよい」
ロール「(バカマルコーっ?!)」
あっさり言ってしまったマルコが、2人に部屋を見せるとロールとフィレスを見つける。
ハルタ「ロールー!何で逃げたの?」
エース「いきなり逃げっから少し傷ついたぞ…」
ロール「うぐ…」
そんな目で俺を見ないで2人共…っ、
ロールは言い訳を考えるが、対当の言葉は見つかる訳もなく唸る。
ロール「…あ、」
「「?」」
ロール「あの時急に小便したくなってよ」
思いついた言葉がそれでマルコとフィレスは苦い顔を浮かべる。
エース「それサッチも言ってたぞ」
ロール「あれはあれ、これはこれ;;」
見苦しい言い訳となっているが、ロールなりには頑張ってる方…らしい
ハルタ「じゃあ何で1番隊の部屋にいたの?」
ロール「マルコが呼び止めて、なッ!」
ロールはマルコに目線を向けての笑顔…だが目は笑っていない。
マルコは小さく息を吐く
マルコ「そうだよい、だからいるって言ったんだい」
ハルタ「ふーん」
2人はとりあえず納得してくれたようで、ロールはホッとする。
エース「じゃあロール、誤解も解けたし甲板で手合わせしようぜ」
マルコ「!」
ロール「あ…その、」
フィレス「?」
ロールの表情は雲行きが怪しくなり、フィレスはそんな表情にハテナを浮かべていた…。