SW

□激闘
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ズザァアアアア!!!
ドッガァアン!!



激しく戦うロールVS
3人の隊長たち。

だが3人掛かりでも、ロールを抑えるのだけで手ェいっぱいだった。

誰か2人がロールを引きつけ、その間にもう1人が攻撃。


だがそれを1回やってしまえば2度目はない。
全く利かなくなるのだ。



サッチ「っ…さすがに強ェな、」


マルコ「もっと他の方法とらなきゃ、いつかやられちまうよい」


エース「他っつってもな…」


ロール「…」ス、



するとロールは手を構えた。だがその構えは今までと違く、爪を出していない。

何かに例えるなら、エースが能力を放とうとする構えに似ている…。



サッチ「ちょっと待て?!
まさかあいつッ!!」



サッチは声を上げた。
そして、サッチの予想していた事が現実となってしまった。



ボワァアアアア!!!



!!!!



緑色の炎はマルコたちに向かって放たれた。



マルコ「っ…!!」


エース「危ねッ!?」



3人は必死で避け、何とか当たらずに済んだ。

その為か、炎は建物へと移った。


海賊たちはそれを避ける為、一旦外へと出る。
途中から建物に乱入して来た怪物たちも炎を見て逃げ出していった。


だが、4人だけはこの場に残っていた。



ロール「…」


マルコ「ロールてめェ…っ、」




ロールの炎は普通の炎とは違い、使えばそれは命を削る事に繋がる。




サッチ「ロール」


ロール「…」



サッチはロールの目の前に来て、真剣な表情を浮かべる。


そんなサッチにロールはサッチに攻撃しようと爪を立て、振りかぶる。



ガッ!!



『!』


サッチ「……」



それを素手で受け止めるサッチ…。
刃物ではないのでそこまで傷はつかないが、血は多少出てしまった。



サッチ「いい加減目ェ覚ませよ」


ロール「…」



サッチはギュッと手にとっているロールの手を握る。



サッチ「てめェの意識はもっと強ェ筈だ」


マルコ「……」


エース「ロール…、」



燃え崩れ始める建物。
それでも逃げようとせずに、ただただロールと向き合っている3人。




サッチ「お前はッ一体誰の右腕だ…!!?」



サッチは、ロールの両肩に手をついた。

そして…、





サッチ「俺の声が聞こえてんならいい加減目ェ覚ませよ!!バカ副船長!!!




 
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