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□一方…、
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ロール「っっ……、」
揺れる視界を何度か瞬く
周りを見ると、研究室か何かなのか、薬の匂い等がする。
ふと気付くと、手足は錠を掛けられていて身動きが出来ない。
しかしロールなら、それが普通の錠だろうと海楼石であろうと何とかなるが、体が痺れるように全く動かない。
薬でも使われたのだろう…。
インディゴ「ピロピロピロ、起きたのか」
目の前に現れたのはインディゴ、そしてシキだった。
ロール「…何する気だ…」
シキ「ジハハハ、ロールっつったよな」
ロール「…だから何だ」
ロールはギロリとシキを睨みつけた。
シキ「俺の右腕とならねェか?」
ロール「……ほざけ」
シキ「まぁ断る事は目に見えていたがな…。オイ」
インディゴ「はい!」
インディゴはポッケから注射を取り出した。
ロール「?」
するとインディゴは、注射針をロールの腕に向けた。
注射の中は緑色の液体が仕込まれている。
ロール「てめェら…!!」
シキ「動物系に効くかはてめェで実験だ」
プス…、
注射を打たれた後、体がドクン…と鳴り、ロールは叫び声を上げていた。
声がかれそうになるくらいまでに……、