総隊長と家族

□56 不審
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エース「Zzz……、」


ハルタ「わぁ、おじさん料理上手だね!」


「お!嬉しい事言ってくれんじゃねェのよ〜!!」



こちらはエース、ハルタ

エース達はメシを注文し、エースはメシが来た数分後に眠りについた。

ハルタはそれを無視し、料理を褒めていました。



「しかし‥、この兄ちゃん大丈夫か?」


ハルタ「大丈夫大丈夫、いつもの事だから」


「ならいいんだけどよ、褒めてくれた坊主にはオマケしてやんよ!」


ハルタ「ありがとー!」




おかずをオマケしてもらい、ハルタは上機嫌になった。



ハルタ「この国ってゼウス様って人が王様なんだよね?」


「ん?坊主たち、旅の者か?」


ハルタ「そだよー、」



ハルタは満面の笑みで答えてました。



「はは、そうか。
‥ゼウス様は偉大な方でなァ、皆の尊敬の的と言ってもいいくらいだ」


ハルタ「へー、立派な人なんだね〜」


「坊主たち、さっきの会見聞いたか?」


ハルタ「うん、アデル様でしょ?」


「ああ‥、ご立派になられた…が……」


ハルタ「が…?」


「……何か、ゼウス様に似てねェ気がすんだよな…」


ハルタ「そうなの?」


「‥アデル様がいくら行方を眩ましても、やっぱり子どもだしよ…。
なのに、似てるかって聞かれると似てねェんだよなァ」


ハルタ「ふーん‥。
街の人は、おじさんみたいに分からないの?」


「分かる奴もいるだろうが、やっぱ比べねェと分かんねェって言う奴が多くてな。 ここ最近、ゼウス様やセァラ様を見てねェから、余計にさっぱりだよ」


ハルタ「ふーん‥、
じゃあアデル様って1人っ子?」


「ん?いや‥、ファイ様とメァリ様が下にいたな」


ハルタ「え?じゃあその2人は?」


「そういやここ最近見てねェな‥。
まぁ多分、ゼウス様たちの傍に居る…と思うんだがね、」


ハルタ「ふーん‥、」


エース「ぐがーZzz」



ハルタはその後も色々聞いたが、やはりあのアデルってのが何かおかしいなぁと感じていた。
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