異世界の扉
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海斗「・・・・・・」
今日の天気は晴れ。
もうそりゃ暑い程に。
オレが暑いって言ってんだからきっと今は夏なんだろうな……。
頭がボーっとするし、何より…
海斗「サッチ…、」
サッチ「あ?」
海斗「……残しちゃダメ?」
サッチ「ダメ」
海斗「いや…本当食欲ない……」
サッチ「ダメ」
海斗「あ…、後で食べるから……」
サッチ「じゃあ後でその倍食ってもらうぜ?」
海斗「・・・・・・」
む、無理…。
今日はいつも以上に食う気になれない……いや、サッチの料理は旨いし頑張れば最近は残さず食べていたが、今日はなんか本当無理。
海斗「う……、」
サッチ「にらめっこしてもメシは食えねェぞ」
海斗「だってさ…」
サッチ「………、お前、さっきから思ってたが顔随分赤いな?」
海斗「え?」
サッチがこちらに来て、手をオレの額に当てた。
そしたら猛スピードでどこかへと連れて行かれた。
移動中、頭ん中がぐるぐるした。
*
*
ー医務室ー
マリィ「39.2度、」
サッチ「はっ!!?」
エース「って、凄いのか?」
海斗「エース、熱の一つも引かないのか…凄いな」
エース「ん? まぁな!」
医務室行く途中、何故かオレとサッチの姿を見たからと言って何故かついて来たエース。
暇なのか?
つーか今のはあまり褒めてねェぞ。
マリィ「もう、何ですぐに来ないの」
海斗「いや知らなかったし」
サッチ「気付けよ、39度もあったんなら」
海斗「あはは…」
マリィ「…まぁ、慣れない環境の所為もあるでしょうし、今日は寝てなさい」
海斗「別に39度位……」
マリィ「何?」
海斗「…何でも、」
……一瞬、般若が見えたような…いや、多分熱の所為だ、きっと。