異世界の扉

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海斗「・・・・・・」



今日の天気は晴れ。
もうそりゃ暑い程に。

オレが暑いって言ってんだからきっと今は夏なんだろうな……。
頭がボーっとするし、何より…




海斗「サッチ…、」


サッチ「あ?」


海斗「……残しちゃダメ?」


サッチ「ダメ」


海斗「いや…本当食欲ない……」


サッチ「ダメ」


海斗「あ…、後で食べるから……」


サッチ「じゃあ後でその倍食ってもらうぜ?」


海斗「・・・・・・」




む、無理…。
今日はいつも以上に食う気になれない……いや、サッチの料理は旨いし頑張れば最近は残さず食べていたが、今日はなんか本当無理。



海斗「う……、」


サッチ「にらめっこしてもメシは食えねェぞ」


海斗「だってさ…」


サッチ「………、お前、さっきから思ってたが顔随分赤いな?」


海斗「え?」




サッチがこちらに来て、手をオレの額に当てた。



そしたら猛スピードでどこかへと連れて行かれた。

移動中、頭ん中がぐるぐるした。







ー医務室ー



マリィ「39.2度、」


サッチ「はっ!!?」


エース「って、凄いのか?」


海斗「エース、熱の一つも引かないのか…凄いな」


エース「ん? まぁな!」




医務室行く途中、何故かオレとサッチの姿を見たからと言って何故かついて来たエース。

暇なのか?
つーか今のはあまり褒めてねェぞ。



マリィ「もう、何ですぐに来ないの」


海斗「いや知らなかったし」


サッチ「気付けよ、39度もあったんなら」


海斗「あはは…」


マリィ「…まぁ、慣れない環境の所為もあるでしょうし、今日は寝てなさい」


海斗「別に39度位……」


マリィ「何?」


海斗「…何でも、」





……一瞬、般若が見えたような…いや、多分熱の所為だ、きっと。
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