異世界の扉
□06
1ページ/4ページ
(白ひげ:カイト、俺の息子になれ!!)
エース「カイト!怪我治ったって?!」
海斗「ん?まぁ、一応ね」
あれから更に1ヶ月。
オレはここに留まる事になった。
最初はコミュニケーションなんてどう取ればいいか忘れてたけど、皆から話しかけてくれたから、何とかなった。
…認めてない奴はやっぱりいる。
そりゃ仕方ない事だ、人それぞれ考え方が違うし。
でも、暴力奮うとか、悪口言うだとかそんな事はしない。
そこはやっぱり、あの人らと全然、全く違う所だ。
…でもオレは、まだ白ひげ海賊団の一員じゃない。
息子になれって言われた時、オレは何も言えなかったんだ……。
まだどこか、オレは怖がってんだと思う。
でもあの人は…、
(白ひげ:グラララ、まだ迷いがあるならそれも構わねぇ。
俺がそこまでの器になったら呼べばいいさ)
その時点で充分過ぎるけどよ、オレにとっては。
……いつか、オレは、言えるようになるのかな…
親父≠チてーー。
エース「本当に大丈夫か?
無理してんじゃねェか?」
海斗「だったら傷口見る?」
ペラ…、
エース「んん、まだうっすらあるけど、まぁこれなら大丈夫だな!」
海斗「・・・・・・」
あの……、
確かに見るか?とは言ったけど、いきなり服を捲らないでよ。
ビクってなったし…。
エース「食堂行こうぜ!」
海斗「まだ昼前だよ?」
エース「大丈夫大丈夫、今日はサッチが当番だから言えば用意してくれる!」
海斗「いやでもまだ腹へ「つーことで行こうぜ!」ちょーっ?!」
ダダダダ…、
2人は部屋を出て、食堂へと向かって行った。