妖狐の焔
□37、事実
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ルフィ「ロール達まだかな〜」
ここはとある船内の部屋。
先に逃げ出したルフィ達は治療をした後、それぞれ各部屋で休んでいた。
エース「おいルフィ、お前はまだ寝てろよ!」
ルフィ「ロール抱きしめてから寝る〜」
エース「帰ったら説教だって言ってたし、怒られるだけだぞ」
ルフィ「う…っ、」
ジンベエ「そういうエースさんも、少しは寝たらどうだ?」
エース「お、俺は良いんだよ! ロールやみんなを待ってんだから」
ルフィ「エースだって同じじゃねェかよ!」
ぶーっと頬を膨らますルフィ。
エースは苦い顔し、ジンベエはクスリと笑っていた。
エース「うう…、じゃ、じゃあジンベエ、悪ィが皆が帰って来たら起こしてくれねェか?」
ジンベエ「ああ、構わんよ」
ありがとう、と言った後エースとルフィは眠りについた。
その2人の眠りは、少なくとも1週間は起きなかった…。
*
*
ー1週間後ー
エース「……ん…んん…、」
ゆっくりと、眠たい目を瞬いたエース。
数分ボーっとし、重たい体を起き上がらせた。
隣にはルフィがグーすか寝ていて、エースはフッと笑う。
部屋には2人以外誰も居なく、外も誰も居ないのか、やけに静かだった。
ルフィ「ん…んん、」
エース「!」
ルフィ「んん…? エース…、」
エース「起きたか、」
ルフィ「んん……、ロールはまだか?」
エース「分かんね。 どの位寝てたかも分からねェし……、ちょっと外行って来る」
ルフィ「おれも行く!」
エース「大丈夫かよ?」
ルフィ「大丈〜夫!」
そういって、ルフィはベッドから出る。
エースも溜め息をつきながらベッドから出て、ルフィと共に部屋の外へ出た……。