妖狐の焔

□37、事実
1ページ/3ページ



ルフィ「ロール達まだかな〜」




ここはとある船内の部屋。

先に逃げ出したルフィ達は治療をした後、それぞれ各部屋で休んでいた。



エース「おいルフィ、お前はまだ寝てろよ!」


ルフィ「ロール抱きしめてから寝る〜」


エース「帰ったら説教だって言ってたし、怒られるだけだぞ」


ルフィ「う…っ、」


ジンベエ「そういうエースさんも、少しは寝たらどうだ?」


エース「お、俺は良いんだよ! ロールやみんなを待ってんだから」


ルフィ「エースだって同じじゃねェかよ!」




ぶーっと頬を膨らますルフィ。

エースは苦い顔し、ジンベエはクスリと笑っていた。




エース「うう…、じゃ、じゃあジンベエ、悪ィが皆が帰って来たら起こしてくれねェか?」


ジンベエ「ああ、構わんよ」





ありがとう、と言った後エースとルフィは眠りについた。



その2人の眠りは、少なくとも1週間は起きなかった…。








ー1週間後ー




エース「……ん…んん…、」




ゆっくりと、眠たい目を瞬いたエース。

数分ボーっとし、重たい体を起き上がらせた。



隣にはルフィがグーすか寝ていて、エースはフッと笑う。


部屋には2人以外誰も居なく、外も誰も居ないのか、やけに静かだった。




ルフィ「ん…んん、」


エース「!」


ルフィ「んん…? エース…、」


エース「起きたか、」


ルフィ「んん……、ロールはまだか?」


エース「分かんね。 どの位寝てたかも分からねェし……、ちょっと外行って来る」


ルフィ「おれも行く!」


エース「大丈夫かよ?」


ルフィ「大丈〜夫!」




そういって、ルフィはベッドから出る。

エースも溜め息をつきながらベッドから出て、ルフィと共に部屋の外へ出た……。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ