妖狐の焔

□32、決戦
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ロール「…ふぅう…、」


ティーチ「ゼハハハ、随分疲れてるみてェだな」


ロール「はっ、てめェにそのセリフ返してやるよ」




ドカーン!!!








ここはロール達から見て、北東方面の場所。



バンバンバン‥!!



銃の撃ち合いが行われていた。

フィレスとヴァン・オーガーの戦いだからだ。



敵は相当の撃ち手。
岩に隠れても無駄な為、フィレスは隠れもせず、避けながら銃を撃っていたのだ。



オーガー「いつまで逃げてるんだ?」


フィレス「……」




オーガーも相当の撃ち手…だが、それを避けるフィレスは相当のスピードの持ち主である。



(ロール:ぶう…、)

(フィレス:…;;、あの何でしょうか‥?)

(ロール:イゾウばっかずりィ!)

(イゾウ:何がだよ?)

(ロール:フィレスは俺の部下なのー、だから俺も何か教えなきゃいけねぇのにイゾウばっか…)

(イゾウ:いやこうしたのお前だろ…。だいたい、お前は何教えれんだよ?)

(ロール:へ?……早食い?)

(フィレス:え;;)

(イゾウ:何でだよ…。
……お前スピードは速ェんだから、それ教えりゃ良いじゃねぇかよ)

(ロール:ほうほう。
よーしフィレス、走れ)

(フィレス:いきなりですか!?)





フィレス「すぅ…!!」



まさに、異名通りの
“風の狩人”である。




フィレス「風の七連舞!!!」



ダダダダ‥ンッ!!!!




フィレスはオーガーの背後に回り、銃の乱れ撃ちをした。



フィレス「!!」


オーガー「的はハズレだ…」



バン‥!!



 
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